さらりとな。日々の暮らしで出逢ったアレコレ。

大抵のことは上手くできないけれど、前向きです。

些事かげん「2020年5月 緑まばゆい季節なのに」

 

コロナウィルスの出現で、世界はこれまでとまったく違う風景になってしまった。

 

初めは横浜港に停泊していたダイヤモンドプリンセスを

どこか遠い所での出来事のように思いながら見ていた。

 

そのうち趣味の会が休会となり、約束していたランチも、楽しみにしていた

コンサートも延期、大好きな八丁座も遠ざかってしまった。

ピアソラ 永遠のリベルタンゴ、風の電話、新聞記者etc.見たかったなー)

 

非常事態宣言が出され、GW中、閑散としている各地の観光地をみながら 

自由に動き回ることが出来るということの、何と有難かったことかと思う。

 

もうマスクはどこにもなくて、いよいよ作るしかないなと思い立ち、

ミシンを出してはみたものの元来超不器用。一つを作るのに半日かかってしまった。

顔の半分を覆うマスクをしながら、最近口紅がいらなくなったことにふと気づく。

今年の夏はもしかしたら、顔半分だけが日焼けするのかもしれない。

 

近くの桜並木は、もうすっかり緑に変わり、陽の光を受けてまばゆく

風に揺れている。

緑の美しいのを見ると、数年前に京都で観た青紅葉を思い出す。

嵯峨野から、行きはトロッコ列車に乗り、帰りは保津川下りを楽しもうと

駅に行ったことがあったが、満席だった。

 

次に乗れるのはあと4時間後、そこまで待つ時間の余裕はなく、

諦めたのだが、私一人ぐらいなら何とか乗れるだろうという考えは

甘かった。恐るべし京都。

 

桜も紅葉も素敵な京都だが、若干人の少ないGW明けの京都は

青紅葉を見ながら散策するのに最高だ。

きっと今年も色鮮やかに違いない…と惹かれつつも、今は我慢の子でありまする。

 

病院に勤めている友人、編集に奔走している師匠、カメラで各地の景色を

見せてくれるあの人、静かに本屋を営み続ける知人、詩を編んでいる先輩、

保育園で一心に働いているあなた、関東圏に暮らす大切な人達、

そして皆様が、どうか、どうかご無事でと、祈るばかりです。

 

 

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とある年 5月の建仁寺 潮音庭